医学生・研修医の方へ お知らせ
2024.12.03
日本脊髄外科学会(NSJ)では、2003年から脊髄外科指導医および脊髄外科訓練施設制度を、2005年から脊髄外科認定医制度を学会独自の技術認定制度として開始しました。技術認定制度としては認定医と指導医の2段階とし、脊髄外科技術認定医は脳神経外科医としての脊髄外科基本技術認定に相当し、脊髄外科技術指導医は教育指導医としての脊髄外科高度技術認定の位置付けとしています。基本領域である脳神経外科専門医を取得後に、脊髄外科技術認定医、さらに脊髄外科技術指導医の取得が可能となります。
一方で、脊椎脊髄外科領域においては、整形外科も同様の専門医制度を構築しており、2010年には脳神経外科と整形外科共通の脊椎脊髄外科専門医制度に関する委員会が立ち上げられました。2017年には共通の脊椎脊髄外科認定医のための専門医試験が開始され、2022年に日本専門医機構よりサブスペシャルティ領域「脊椎脊髄外科専門医」の認定を受けました。
NSJ技術認定医・技術指導医制度は、基本診療科である脳神経外科の独自性を尊重し、学会としての技術信用制度、そして職業的自律による医療安全への貢献が主な目的です。一方の日本専門医機構サブスペシャルティ「脊椎脊髄外科専門医」制度は、国民医療の観点からの制度であり、標準的医療の定義と提供が主な目的です。本学会に入会していただくことで、両方の資格取得を目指すことが可能となります。
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