脊髄内視鏡下手術技術 認定制度

目的

脊髄内視鏡下手術技術認定制度の目的

脊椎内視鏡下手術は低侵襲的であることから、腰椎椎間板ヘルニアをはじめ脊柱管狭窄症や、内視鏡補助下による腫瘍、血管病変の治療まで応用されている。しかし本法は、二次元視野下に行う手術であり、術野が極めて狭い上に特殊な手指・視覚協同運動を要するため、従来の顕微鏡手術操作とは異なった手術手技の習得が必要となる。 一般社団法人日本脊髄外科学会(以下本学会)は、脊椎内視鏡下手術に携わる医師が、脊椎内視鏡の構造と取り扱い方法、全ての脊椎内視鏡下手術に共通する基本的手術手技、合併症対策等を習得し、これにより本邦における脊椎内視鏡下手術の健全な普及と進歩を促し、ひいては国民の健康維持に貢献することを目的として、一般社団法人日本脊髄外科学会技術認定制度(以下本制度)を制定する。
本制度は基本的技術の認定であり、脊椎内視鏡を用いた今後の新しい治療法の発展を考慮した場合、本技術認定を受けない医師が、様々な脊椎脊髄外科領域疾患において内視鏡を用いることを否定するものではない。

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